巨川(読み)コセン

デジタル大辞泉 「巨川」の意味・読み・例文・類語

こ‐せん【巨川】

非常に大きな川。きょせん。

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精選版 日本国語大辞典 「巨川」の意味・読み・例文・類語

こ‐せん【巨川】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「こ」は「巨」の呉音 ) 大きな川。きょせん。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「巨川」の解説

巨川 きょせん

1722-1777 江戸時代中期の俳人
享保(きょうほう)7年生まれ。幕臣。宝暦2年西丸書院番。俳人笠家左簾(かさや-されん)の社中。絵暦(えごよみ)交換会の頭取として,意匠図柄を工夫して浮世絵師鈴木春信(はるのぶ)にえがかせ,春信を錦絵(にしきえ)創始期の第一人者にそだてあげた。安永6年7月2日死去。56歳。姓は大久保。名は忠舒(ただのぶ)。別号に菊簾舎,城西山人。編著に「世諺(せげん)拾遺」「百(もも)千鳥」。

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朝日日本歴史人物事典 「巨川」の解説

巨川

没年:安永6.7.2(1777.8.4)
生年:享保7(1722)
江戸中期の俳人。江戸牛込の旗本大久保甚四郎忠舒の号。明和2(1765)年ごろ趣味人の間で大流行した大小絵暦交換会(意匠をこらした陰暦カレンダーのコンテスト)の頭取として,鈴木春信の有力なパトロンとなる。<著作>『世諺拾遺』<参考文献>森銑三「春信版画の巨川と莎鶏」(『森銑三著作集』4巻)

(佐藤康宏)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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