差支える(読み)サシツカエル

デジタル大辞泉 「差支える」の意味・読み・例文・類語

さし‐つか・える〔‐つかへる〕【差(し)支える】

[動ア下一][文]さしつか・ふ[ハ下二]都合の悪いことが起こる。支障を生じる。また、妨げとなる。「明日の仕事に―・える」
[類語]障る差し障るとばっちり

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精選版 日本国語大辞典 「差支える」の意味・読み・例文・類語

さし‐つか・える‥つかへる【差支】

  1. 〘 自動詞 ア行下一(ハ下一) 〙
    [ 文語形 ]さしつか・ふ 〘 自動詞 ハ行下二段活用 〙 ( 「さし」は接頭語。室町時代頃からヤ行にも活用した ) あることを行なう際に、障害が起こる。また、障害となる。さしさわる。〔いろは字(1559)〕
    1. [初出の実例]「若干(そこばく)公債証書をも所有して、其の日の活計(くらし)差支(サシツカ)ゆることも無ければ」(出典花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉中)

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