障る(読み)サヤル

デジタル大辞泉 「障る」の意味・読み・例文・類語

さや・る【障る】

[動ラ四]
何かにひっかかる。さわる。
「我が待つやしぎは―・らず」〈・中・歌謡
妨げられる。
「すべもなく苦しくあれば出で走りななと思へど此らに―・りぬ」〈・八九九〉
差し支える。支障ができる。
百日ももかしも行かぬ松浦今日行きて明日は来なむを何か―・れる」〈・八七〇〉

さわ・る〔さはる〕【障る】

[動ラ五(四)]
差し支える。じゃまになる。妨げとなる。「仕事に―・る」「出世に―・る」
からだに悪い影響を及ぼす。害になる。「夜更かしはからだに―・る」
[類語]差し障る差し支えるとばっちり

さ‐さわ・る〔‐さはる〕【障る】

[動ラ五(四)]さまたげとなる。さわりとなる。さわる。
「指ニケガヲシテ手習イニ―・ル」〈和英語林集成

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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