差矢法(読み)さしやほう(その他表記)spiling
forepoling

改訂新版 世界大百科事典 「差矢法」の意味・わかりやすい解説

差矢法 (さしやほう)
spiling
forepoling

鉱山や建設現場で用いられる坑道支保技術の一つ。脆弱(ぜいじやく)で崩れやすい地盤を掘削する場合に,支保枠を施した安全な区域から,これから掘削する部分の地盤へ矢板または矢木(板状または柱状で先端をとがらせた坑木。鋼製のものもある)を打ち込んでおいて,その中を掘り進む。矢板は手前の支保枠によって支えられているので,矢板の囲いの中で安全に作業ができる。立坑の開削などでも用いられることがある。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「差矢法」の意味・わかりやすい解説

差矢法
さしやほう
spilling; forepoling

差切り法ともいう。崩壊性の土砂や岩石のなかに坑道を掘削したり,旧坑の取明けや切羽の崩落個所のばれ込防止や修復などを行う場合に用いられる特殊の支保法。差矢 (または単に矢) と呼ばれる先端をそいだ丸太,半割材,板材などを支柱の梁の上や脚の側方に打込み,天井,側壁の崩壊を防止しながら掘削を行う。竪坑の場合にはしばしば鋼製の矢板が用いられる。天井だけの差矢を天盤差矢,側壁にも行う場合は三方差矢などという。

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