出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
…この院の上部の五尊一列を遍智(へんち)院といい,その中央に三角火印がある。下部の五尊一列を持明(じみよう)院といい,般若菩薩を中心に,この院にのみ明王(みようおう)が左右に2尊ずつ配される。以上縦につづいた3院の両側に,3列7段ずつの一群が並ぶが,向かって左が観音院で,蓮華(れんげ)を持つ観音の諸尊群であるので蓮華部院とも呼ばれる。…
※「持明院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」