常式(読み)ジョウシキ

デジタル大辞泉 「常式」の意味・読み・例文・類語

じょう‐しき〔ジヤウ‐〕【常式】

きまった方式。常の方式。
平常。ふだん。常時。いつもどおり。現代では東北北陸地方などで、副詞的に用いる。「明日は常式行く」

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精選版 日本国語大辞典 「常式」の意味・読み・例文・類語

じょう‐しきジャウ‥【常式】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 常の方式。きまった方式。きまり。
    1. [初出の実例]「加儲君湯沐之戸。年中雑用。二倍常式」(出典聖徳太子伝暦(917頃か)上)
    2. 「右ケ様の題、常式、花鳥風月の案じ所とは各別也」(出典:俳諧・篇突(1698))
    3. [その他の文献]〔史記‐始皇本紀〕
  3. 常の儀式
  4. ふだん。平生。常時。
    1. [初出の実例]「此三ツ物俳諧を、常式の俳諧とおもひ給はば、大きにあやまり也」(出典:俳諧・青根が峯(1698)自得発明弁)

つね‐しき【常式】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ふつう一般であること。ありきたりであること。また、そのさま。じょうしき。
    1. [初出の実例]「天気が晴てよいほどに今日も遊ほどに、常しきの女をつれては曲もないぞ」(出典:両足院本毛詩抄(1535頃)七)

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