常数（読み）ジョウスウ

デジタル大辞泉

じょう‐すう〔ジヤウ‐〕【常数】

１ きまった数量。一定の数。
２ 「定数ていすう」に同じ。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

じょう‐すうジャウ‥【常数】

1. 〘 名詞 〙
2. ① きまった数量。一定の数。
   1. [初出の実例]「雪花六出(りくしつ)をなす。〈略〉六(りく)は天の常数(ゼウスウ)なり」(出典：和蘭天説（1795）)
   2. [その他の文献]〔儀礼‐聘礼〕
3. ② きまった運命。自然に定まっている運命。また、規定。
   1. [初出の実例]「避くべからざる常数なり」(出典：東京日日新聞‐明治一四年（1881）一一月一四日)
   2. [その他の文献]〔荀子‐天論〕
4. ③ 数学や理化学などで、特定の数値の代わりに使われる文字や数値をいう。また、一つの考察を行なっている間、常に一定の値をとるものと規約される文字。定数(ていすう)。恒数。〔物理学術語和英仏独対訳字書（1888）〕
5. ④ 数学で、常に一定の値をとる関数をいう。定数値関数。

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【常数】じよう（じやう）すう

一定のかず。また、自然のさだめ。〔戦国策、秦三〕詩に曰く、日、中すれば則ち移り　、滿つれば則ち虧(か)くと。物んなれば則ちふるは、天の常數なり。

字通「常」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」

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常数【じょうすう】

→定数(ていすう)

出典　株式会社平凡社