平井六右衛門(読み)ヒライ ロクエモン

20世紀日本人名事典 「平井六右衛門」の解説

平井 六右衛門(12代目)
ヒライ ロクエモン

明治・大正期の実業家,政治家 紫波牛馬市場社長;衆院議員(政友会)。



生年
慶応1年11月22日(1866年)

没年
大正10(1921)年10月19日

出生地
陸奥国紫波郡日詰(岩手県紫波町)

経歴
明治26年祖父の跡を継ぎ、岩手県下の大地主として不動の地位を占める。本業の酒及び醬油製造の傍ら、紫波牛馬市場社長、岩手銀行盛岡銀行、花巻銀行、南部鉄瓶南部鉄道、岩手軽便鉄道の各取締役、盛岡電気監査役などを務め、東北実業界の重鎮であった。また大正4年衆院議員、8年貴院議員(多額納税)にも選ばれた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「平井六右衛門」の解説

平井 六右衛門
ヒライ ロクエモン


肩書
衆院議員

生年月日
慶応1年11月22日(1865年)

出生地
陸奥国紫波郡日詰(岩手県)

経歴
明治26年祖父の跡を継ぎ、岩手県下の大地主として不動の地位を占める。本業の酒及び醬油製造の傍ら、岩手銀行、盛岡銀行、花巻銀行、南部鉄瓶株式会社の各取締役、盛岡電気株式会社監査役などを務め、東北実業界の重鎮であった。また衆院議員、貴院議員にも選ばれた。

没年月日
大正10年10月19日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

朝日日本歴史人物事典 「平井六右衛門」の解説

平井六右衛門(12代)

没年:大正10.10.14(1921)
生年:慶応1.11.22(1866.1.8)
明治大正期の実業家。盛岡藩日詰町(岩手県紫波町日詰)の生まれ。初代は伊勢松坂の出で,代々六右衛門を襲名清酒,醤油の醸造業を営み,また大地主でもあった。12代六右衛門は明治26(1893)年に家督相続以後,岩手,盛岡,花巻の各銀行や南部鉄道,岩手軽便鉄道,盛岡電気など,岩手県内の有力企業の役員を兼任し,県内有数の実業家として活動した。近世以来の蓄積を背景としつつ,明治の近代企業勃興に関与する地方企業家像のひとつの典型が読み取れる。原敬とも親交があり大正4(1915)年に衆議院議員(政友会)に当選,8年には貴族院議員に選任されるが在任中に死去した。<参考文献>『岩手県史』9巻

(谷本雅之)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「平井六右衛門」の解説

平井六右衛門 ひらい-ろくえもん

1866*-1921 明治-大正時代の実業家。
慶応元年11月22日生まれ。家は代々の大地主で,清酒・醤油(しょうゆ)の醸造元。岩手銀行,盛岡銀行,南部鉄瓶などの重役をつとめた。大正4年衆議院議員(政友会)。貴族院議員。大正10年10月19日死去。57歳。陸奥(むつ)志和(しわ)郡(岩手県)出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「平井六右衛門」の解説

平井 六右衛門(12代目) (ひらい ろくえもん)

生年月日:1866年11月22日
明治時代;大正時代の実業家。衆議院議員;貴族院議員
1921年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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