平作り(読み)ヒラヅクリ

デジタル大辞泉 「平作り」の意味・読み・例文・類語

ひら‐づくり【平作り/平造り】

耕地を平らにならし、うねを作らないで、作物を栽培すること。
日本刀造り込みの一。しのぎ横手がなく、峰から刃先までが平らなもの。
刺身作り方の一。魚肉さく包丁直角にあてて引き切ること。柔らかい魚は厚めに、身のかたい魚は薄めに切る。

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精選版 日本国語大辞典 「平作り」の意味・読み・例文・類語

ひら‐づくり【平作・平造】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 刀身のつくりの一種。特に、鎬(しのぎ)を設けないで棟から刃にかけて平面に打ちあげた刀。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. <a href=平作" />
      平作
  3. 耕した土地に、うねを作らないで、平らにならしたままで作物を栽培する方法。⇔うね立て
  4. 料理法の一種。ひらたく切ってつくる刺身。〔古今料理集(1670‐74頃)〕

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