平原遺跡(読み)ひらばるいせき

精選版 日本国語大辞典 「平原遺跡」の意味・読み・例文・類語

ひらばる‐いせき‥ヰセキ【平原遺跡】

  1. 福岡県前原市平原にある彌生後期を中心とする墳墓遺跡。その一つ方形周溝墓伊都国王墓と推定され、銅鏡環頭大刀勾玉(まがたま)管玉(くだたま)などの装身具発掘された。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「平原遺跡」の意味・わかりやすい解説

平原遺跡【ひらばるいせき】

福岡県前原市(現・糸島市)にある弥生(やよい)時代の方形周溝墓。1965年に発掘。18m×14mの浅い方形周溝墓の中に割竹形木棺があり,漢式鏡30数面と径約46cmに及ぶ大型のものを含む【ぼう】製(ぼうせい)鏡5面のほか,素環頭大刀,大量の玉類など豪華な副葬品出土。《魏志倭人伝所載の伊都国の王の墓とする説がある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む