平山上村(読み)ひらやまかみむら

日本歴史地名大系 「平山上村」の解説

平山上村
ひらやまかみむら

[現在地名]相知町大字平山上

厳木きゆうらぎ川の左岸支流平山川が八幡岳より発してつくる袋地の山間の村。戦国末期、上松浦竜造寺氏の侵略を受けるようになり、大川野の日在おおかわののひあり(現伊万里市)厳木獅子ししヶ城を結ぶ道ができ、その後の村落とされる。慶長絵図に「高五百三十五石四斗七升 平山村」とあり、藩政期初め上・下に分れる。

現在平山小学校裏手の畑に縄文前期の平山遺跡があり、土器石鏃・石刃・石斧が出土している。

「松浦記集成」に「城の平、平山上村、平山城は鶴田家の出張城也。古城の列に出づ」また「上戸山じようこざん、平山上村、上戸城とも云。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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