日本歴史地名大系 「平沢良遺跡」の解説
平沢良遺跡
ひらぞうらいせき
加工すれば十分に石刃ができ、そのままでも石刃として使用できる石刃用剥片石器三三(一個は玄武岩製、ほかは全部黒曜石製)、ナイフ形石器五、台形様石器(剥片を横に用い、全体を台形に整形、横に刃部をつけ、剥部の反対側の側縁に柄のような基部を作り出した石器で、柄をつけてナイフとして使用したらしく、また鏃としても使用可能)一、錐器一、削器一五(縦形三、横形二、親指形三、扁平円形一、側縁の一部分にえぐったような湾曲する刃を付したえぐり刃形四、縦長剥片の右側縁の一部に刃を付した削器二)、尖頭器二(一は玄武岩製で、基部の両側にえぐりこみのある大型有柄尖頭器)、石核一一三。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報