百科事典マイペディア 「平泉[町]」の意味・わかりやすい解説 平泉[町]【ひらいずみ】 岩手県南部,西磐井(にしいわい)郡の町。中部を北上川が流れ,東北本線,東北自動車道が通じる。衣川と磐井川にはさまれた丘陵地は古来蝦夷(えみし)経営の要地であった。1094年藤原清衡(きよひら)の居城建設から1189年藤原氏滅亡まで特色ある平泉文化が栄えた。中尊寺,毛越(もうつう)寺,源義経最期の地とされる衣川館など史跡が多い。北上川沿いに水田が開け,リンゴ栽培が盛ん。酪農も行う。東日本大震災で,町内において被害が発生。2011年,町内に点在する寺院・庭園・遺跡などが〈仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群〉として世界文化遺産に登録。63.39km2。8345人(2010)。→関連項目平泉|藤原氏|陸奥国留守職|柳之御所跡 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報