平田赤ねぎ(読み)ひらたあかねぎ

事典 日本の地域ブランド・名産品 「平田赤ねぎ」の解説

平田赤ねぎ[葉茎菜類]
ひらたあかねぎ

東北地方、山形県の地域ブランド。
山形県酒田市平田地区(旧・飽海郡平田町)産の赤ねぎ。江戸時代末期頃、北前船に乗ってやってきた上方商人が、歓待の礼に置いていった種が伝来したものといわれる。以来、地元農家によって代々大切に守り育てられてきた。特徴は、食味と鮮やかな紅色。生で食べれば辛さが際立ち、火を通して食べれば甘い口当たりになる。白ねぎよりも高価格であるため、生産者による選別基準はことのほか厳しい。色や形の揃わないものは出荷せず、品質維持につとめている。2007(平成19)年1月、特許庁地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5016611号。地域団体商標の権利者は、庄内みどり農業協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「平田赤ねぎ」の解説

平田赤ねぎ

山形県酒田市で生産されるネギ。一本ネギ。根本が紅色で、加熱すると甘みが出る。江戸時代末期から栽培されてきた在来種名称産地の旧地名(平田町)から。地域団体商標。

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