歓待(読み)カンタイ

デジタル大辞泉 「歓待」の意味・読み・例文・類語

かん‐たい〔クワン‐〕【歓待/款待】

[名](スル)手厚くもてなすこと。「―を受ける」「使節団を―する」
[類語]処遇待遇知遇礼遇優遇厚遇優待扱うもてなす供応馳走ふるまう饗する相伴遇する接待構いお構い愛想接客もてなし椀飯おうばん振る舞い造作

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精選版 日本国語大辞典 「歓待」の意味・読み・例文・類語

かん‐たいクヮン‥【歓待】

  1. 〘 名詞 〙 喜んでもてなすこと。手厚く待遇すること。
    1. [初出の実例]「十日の間殆ど懐旧の感に耽る間もない程歓待を受けて」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉巻外)

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普及版 字通 「歓待」の読み・字形・画数・意味

【歓待】かんたい

もてなす。

字通「歓」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の歓待の言及

【もてなし】より

…というのも,同一物質を体内に摂取するという〈共飲共食〉の行為をとおして初めて,主人と客人の間に断ちがたい連帯のきずなが生まれると考えられるからである。イスラム化以前のアラブ社会など,一部の社会で行われたといわれる,家の女性を客人に添い寝させる〈性的歓待sexual hospitality〉の風習も,性行為を通じて客人の体液を摂取するというところに儀礼的意味があったのだろうと思われる。 このようなもてなしは,客が主人と同じ共同体の成員であるか否かによって,その意義をまったく異にする。…

※「歓待」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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