太陽と同じ高度で、太陽から約22度離れたところに現れる多少赤みがかった光の玉。外側に尾を引いているのが見られる。これは上空に浮かぶ氷晶(巻層雲)によって太陽光(または月光)が反射されてできるもので、内暈(うちかさ)といっしょに現れる。太陽が水平線近くにあるときには内暈とほぼくっついているが、太陽が高くなるにつれて離れ、30度になると内暈から約3度外側へ離れる。太陽と同じ高さに水平な白い光の輪ができることがある。これは幻日円というが、幻日はこの円の上に現れる。幻日円上で太陽から120度離れた方向に幻日が現れることがある。これを「120度幻日」という。太陽の反対側すなわち180度離れた方向に現れることもまれにある。これは「反対幻日」という。
[大田正次]
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… 太陽でできるのを〈日の暈〉,月でできるのを〈月の暈〉と呼んでいる。暈の現象はいろいろな現れ方をするが,出現する頻度の最も多いのは〈内暈〉で,次に〈幻日(げんじつ)mock suns〉〈上端接弧〉〈天頂弧circumzenithal arc〉〈太陽柱(光柱)sun pillar〉〈外暈〉〈幻日環parhelic circle〉の順である。東京の長年の観測結果では,1年間に日の暈の見えた回数は平均約57回になっているから,そんなに珍しい現象ではない。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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