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かさhalo

翻訳|halo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


かさ
halo

氷晶からなる雲を通して太陽やを見たとき,太陽または月のまわりに起こる光学的現象。ハロー。太陽や月からの光が,氷の結晶によって反射,屈折を受けて生じる。いろいろな種類があるが,最も一般的なものは半径約 22°の円をなして光るもので,その内側は赤,外側は紫色を帯びる。これを内暈という。ほかにも外暈,太陽柱,水平環,天頂環等がみられる。これらは氷晶の形,浮かんでいるときの姿勢,太陽や月の高度,氷晶に入射する光の角度の違いによって現れる。

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デジタル大辞泉の解説

うん【×暈】

太陽や月などの周囲に見える、輪状の光。かさ。

うん【暈】[漢字項目]

[音]ウン(呉)(漢) [訓]かさ ぼかす
日や月の周りにできる薄い光の輪。かさ。「月暈日暈
めまい。「眩暈(げんうん)
ぼかし。「暈繝(うんげん)
[難読]眩暈(めまい)

かさ【×暈】

《「」と同語源》太陽や月の周囲にできる淡い光の輪。光が高層大気中に浮かぶ氷の微細な結晶を通過するときに屈折して起こる。日暈(ひがさ)・月暈(つきがさ)の類。光環(こうかん)。ハロー。うん。

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百科事典マイペディアの解説

暈【うん】

(かさ)

暈【かさ】

うん,ハローhaloとも。巻層雲など氷晶からなる雲をとおして太陽や月を見たとき,その周囲に現れる光の輪。氷晶の表面とその内面で光が屈折,反射するため,(にじ)と同様に分光される。
→関連項目イブン・アルハイサム巻層雲

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世界大百科事典 第2版の解説

かさ【暈 halo】

太陽または月の光線が,氷晶でできた薄い雲を通る時に屈折,反射され,太陽や月のまわりにできる光の輪や筋やかたまりである。光の屈折によるものは,屈折率波長によってちがうために色がついて見えるが,反射によるものは波長によるちがいがないから,明るく(白く)見えるだけである。いずれにしても,光のたくさん来る方向が,色がついたり,あるいは明るくなって見える。暈の見える雲は層状上層雲である絹層雲がふつうであるが,寒地の冬では地面近くにも氷晶がたくさんあることがあるから,低い所でも暈の現象が見える。

くま【暈】

〈隈〉とも書かれる。東洋絵画の彩色技法の一つで,隈取暈渲(うんせん)ともいう。色彩や墨を濃淡にぬりわけたり,ぼかしたりすることによって,対象の凹凸感や立体感をあらわす。またそれ自体の装飾的効果のために用いられた。人物の顔や肉身の周縁部に,朱などの濃色のぼかしを施し,立体感を強調したり,着衣の衣褶線にそって濃淡をつけ,表面の凹凸感をあらわす。また逆に周縁部を同系の明色や白色,あるいは金泥でぼかした返り暈(照り暈とも呼ばれる)もある。

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大辞林 第三版の解説

うん【暈】

太陽や月の周囲に現れる輪状の光。大気の上層にある氷晶の細片が光線を屈折・反射するために生じる現象。ひがさ。かさ。

かさ【暈】

太陽・月の周囲にできる光の輪。巻層雲などの微細な氷晶からできた雲を通して太陽や月を見たときに現れる光の屈折現象。俗に風雨の前兆とされる。ハロー。うん。 「月に-がかかる」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


かさ

太陽や月の周りに現れる半径22度の光の輪。太陽の周りにできる光の輪はやや色がついていて、内側(太陽の側)が薄い赤褐色となる。月の周りに出る光の輪は白色である。巻層雲の中に浮かぶ氷晶に太陽(または月)の光が入射し、屈折、反射してできる。普通は半径22度の大きさである。これを内暈(うちかさ)とよぶ。このほか半径46度の光の輪もときどき現れる。これは外暈(そとかさ)である。内暈と外暈の色の配列は同じで、外側が青、内側が赤である。光の輪のほか、次に述べるような光の弧、玉、柱などが氷晶の屈折や反射ででき、これらをまとめて暈(かさ)現象とよぶ。太陽を通る水平線上で、内暈の上にのるか、またはすこし外側に白色の光の玉が現れることがある。これは幻日(げんじつ)である。幻日を通って斜めに内暈に達する弧が現れることがあるが、これをローウィッツ弧という。内暈や外暈の最高点(または最低点)に接して現れる光の弧を上端接弧(または下端接弧)という。天頂付近に現れる光の弧を天頂弧という。天頂弧の色の配列は外が赤、内がすみれ色で、太陽の高度が32度以下と低いときのみに現れ、美しい虹(にじ)のように見えることがある。太陽を通って鉛直に光の柱が立つことがある。これは太陽柱といい、日没か日の出時に現れやすい。なお、極寒の地では、氷霧(こおりぎり)のときに暈現象が現れることがある。
 暈現象が現れると天気が悪くなるという天気俚諺(りげん)がある。暈現象は巻層雲に出ること、巻層雲は低気圧の前面にできやすいことを考え合わせると、この俚諺は当たることもある。ただし低気圧がどこを通るかによって外れることもある。[大田正次]

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世界大百科事典内のの言及

【石碑】より

…頭部を半円形(円首)もしくは三角形(玉器の圭に似るので圭首という)につくり,前者を碣(けつ),後者を碑とよびわけることもある(碑碣(ひけつ))。円首では縁の円弧にそって凹線を刻み,これを暈(うん)という。暈には2~3本の虹形凹線を一方にかたよせて刻(ほ)る場合と,左右対象に刻る場合があり,ここを竜の浮彫で飾ることもある。…

【銀河系】より

…このように,銀河系の中央部を占める扁球状のバルジと,それを取り巻く円盤部は,構成成分を異にし,凸レンズ状の銀河系主体はそれらの合成であるということができる。なお,種族IIの天体の一部は,この銀河系主体の周辺の,やや扁平な球状の範囲にも希薄ながら分布しており,この部分をハローhaloと称している。以上が銀河系の構成であるが,最近は,銀河系の範囲が,上記のハローの部分のずっと外側にまで広がっているという説が有力となり,目には見えないこの広がりの部分を,コロナcoronaと呼ぶ例も目につくようになった。…

※「暈」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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