康衢(読み)コウク

デジタル大辞泉 「康衢」の意味・読み・例文・類語

こう‐く〔カウ‐〕【康×衢】

《「康」は五方に通じる道、「衢」は四方に通じる道の意》道路四方八方に通じている所。にぎやかなまちなか。

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精選版 日本国語大辞典 「康衢」の意味・読み・例文・類語

こう‐くカウ‥【康衢】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「康」は五方に通じる道。「衢」は四方に通じる道の意 ) 四方八方に道路が通じている、にぎやかなまち。
    1. [初出の実例]「二天五袴康衢頌、多黍両岐道路声」(出典:菅家文草(900頃)三・路遇白頭翁)
    2. 「それまでは康衢(カウク)一隅に立ち」(出典濹東綺譚(1937)〈永井荷風〉作後贅言)
    3. [その他の文献]〔列子‐仲尼〕

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普及版 字通 「康衢」の読み・字形・画数・意味

【康衢】こう(かう)く

四通八達大通り。〔爾雅、釈宮〕四、之れを衢と謂ひ、五、之れを康と謂ふ。

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