延長寺(読み)えんちようじ

日本歴史地名大系 「延長寺」の解説

延長寺
えんちようじ

[現在地名]庵治町 谷

大仙だいせん(一三一・七メートル)西南、海浜近くにある。弁天山大乗院と号し、真宗仏光寺派。本尊阿弥陀如来。寺伝によると天台宗の僧真法が堂宇を建立、宇賀神(弁財天)を祀り、宇賀うかの坊と称したのに始まる。永禄年中(一五五八―七〇)浄明が本願寺光佐に帰依して真宗に改宗、阿弥陀如来を本尊とした。天正一一年(一五八三)土佐勢の兵火に罹り本堂が焼失したため、おお島に小堂を建てて本尊を安置羽柴秀吉の四国平定後、旧地で復興したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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