ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「弁入道真観」の意味・わかりやすい解説
弁入道真観
べんにゅうどうしんかん
[没]建治2(1276).6.9.
鎌倉時代中期の歌人。俗名,藤原光俊。権中納言光親の子。右大弁正四位。承久の乱に連座して流され,帰京後作歌にいそしみ,藤原定家の門に入ったが,その死後は定家の子の為家と対立。鎌倉に下り,将軍宗尊親王の和歌師範をつとめた。『続古今和歌集』撰者の一人。私撰集『現存和歌六帖』 (1249) ,『秋風和歌集』のほか,歌論書『簸河上 (ひのかわかみ) 』などがある。
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