弓場殿・弓庭殿(読み)ゆばどの

精選版 日本国語大辞典「弓場殿・弓庭殿」の解説

ゆば‐どの【弓場殿・弓庭殿】

[1] 宮廷弓場に面して設けられ、射技を行なうとき天皇が臨席する建物。ゆみばどの。いばどの。
[2]
[一] 平安京内裏の校書殿の異称。狭義には、その東廂の北の二間、あるいはその前方に張り出した部分をいうこともある。張り出し部分の東、紫宸殿西廂の西に弓場が設けられた。
※九暦‐九条殿記・菊花宴・天暦四年(950)一〇月八日「楽前大夫左馬助有時・右馬助仲舒、従弓場殿出、進南」
[二] 平安京大内裏の武徳殿の異称。その前方の馬場騎射が行なわれた。
※大鏡(12C前)三「このきみおそくまかりいでたまへば、弓場殿に御さきばかりまゐらせて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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