弟兄(読み)オトトイ

デジタル大辞泉 「弟兄」の意味・読み・例文・類語

おとと‐い【兄】

《「おととえ」の音変化か》兄弟、また、姉妹
祇王ぎわう祇女ぎにょとて―あり」〈平家・一〉

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精選版 日本国語大辞典 「弟兄」の意味・読み・例文・類語

てい‐けい【弟兄】

  1. 〘 名詞 〙 弟と兄。兄弟。
    1. [初出の実例]「十余年来父母亡、弟兄離散去他郷」(出典本朝文粋(1060頃)一・貧女吟〈紀長谷雄〉)
    2. 「灯火一窓夫婦夢、家書千里弟兄心」(出典:星巖集‐丙集(1837)京甸集・秋夕春懐寄弟)
    3. [その他の文献]〔管子‐山至数〕

おとと‐い【弟兄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「おとどい」とも ) 兄弟、姉妹。おととえ。
    1. [初出の実例]「祇王祇女とておとといあり」(出典:高野本平家(13C前)一)
    2. 「二人は互に真(まこと)の姉妹(オトドヒ)のやうな心に成るのであった」(出典:泊客(1903)〈柳川春葉〉六)

おとと‐え【弟兄】

  1. 〘 名詞 〙おととい(弟兄)

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普及版 字通 「弟兄」の読み・字形・画数・意味

【弟兄】ていけい

兄弟。唐・白居易長恨歌〕詩 姉妹弟兄、皆土(封侯)に列す れむべし、光の門に生ずるを

字通「弟」の項目を見る

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