精選版 日本国語大辞典 「六書」の意味・読み・例文・類語
りく‐しょ【六書】
ろく‐しょ【六書】
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漢字の構成法ならびに転用法を六種に分けて説明したもの。『説文解字(せつもんかいじ)』(後漢(ごかん)の許慎撰(きょしんせん)、121年上奏)の叙にある記事が具体的説明の最古例で、(1)指事(「上」「下」等、抽象的概念を示すもの)、(2)象形(「日」「月」等、物の形を図示したもの)((1)(2)は単独文字)、(3)形声(諧(かい)声とも。「江」「河」等、音符と意義とをあわせたもの。大部分の漢字はこれに属する)、(4)会意(「武」「信」等、2、3字の意義をあわせたもの)((3)(4)は合成文字、(1)~(4)は漢字構成法)、(5)転注(「令」が「命令」の意から「君長」の意へ等、字義が転じた際、もとの字を転用するもの)、(6)仮借(「而」が「ひげ」の意から「しこうして」の意へ等、意義に関係なく同音の別語を表すもの)((5)(6)は転用法)をいう。順序や転注の内容に異伝があるが、漢字の起源・構成の説明として広く行われた。
[築島 裕]
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[書体分類の沿革]
(1)漢魏六朝 書体の分類が中国で最初に試みられるのは後漢時代で,80年ころ成立の《漢書》芸文志で,古文,奇字,篆書,隷書,繆篆(びゆうてん),虫書の六体をあげる。次に,100年ころの成立とされる許慎《説文解字》叙には,秦の八体として,大篆,小篆,刻符,虫書,摹印(ぼいん),署書,殳(しゆ)書,隷書をあげ,新(しん)の六書として,古文,奇字,篆書,佐書,繆篆,鳥虫書をあげている。およそ書体を分類することは,それを試みる時点にみられる文字資料を形態,新旧,記録素材,用途等によって分類したもので,その分け方の基準や呼称もこのころはまだ統一されていない。…
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