デジタル大辞泉 「後世方」の意味・読み・例文・類語 ごせい‐ほう〔‐ハウ〕【後世方】 漢方医の一派。中国の金・元以後の医学に基づくもの。江戸初期に行われ、曲直瀬道三まなせどうさん・田代三喜らがいた。こうせいほう。ごせほう。→古医方こいほう こうせい‐ほう〔‐ハウ〕【後世方】 ⇒ごせいほう(後世方) 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「後世方」の意味・読み・例文・類語 こうせい‐ほう‥ハウ【後世方】 〘 名詞 〙 日本で、中国の金・元時代、またそれ以後の医家の処方を祖述する医術の称。劇薬を避け、おだやかな薬を用いる点に特色がある。一五世紀末、田代三喜が明国よりもたらし、門人の曲直瀬道三(まなせどうさん)とその子玄朔によって体系化された。五行説・運気論にのっとるが、経験主義的な古方家の台頭、蘭学の移入によりすたれた。後世医方。後世学派。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例