デジタル大辞泉 「御す文字」の意味・読み・例文・類語 お‐すもじ【▽御す文字】 《女房詞から》1 《御酢文字の意》「鮨すし」の美化語。「近ごろは、―でもお結びでも一口にいけますし」〈康成・十六歳の日記〉2 《御推文字の意》推察の意の尊敬語。ご推察。おすいもじ。「その折からのせつなさ、申さぬとても、―あれかしに候」〈浮・御前義経記・七〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「御す文字」の意味・読み・例文・類語 お‐すもじ【御す文字】 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語。「すもじ」は「す」で始まる言葉の後半を略し、「文字」を添えたもの ) 女房詞「すもじ」の丁寧語。① 鮨(すし)のこと。[初出の実例]「御すもししん上あり」(出典:御湯殿上日記‐天文一三年(1544)九月二七日)② 御推察の意。おすいもじ。[初出の実例]「申さぬとても、御すもじあれかしに候」(出典:浮世草子・御前義経記(1700)七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例