御救小屋(読み)おすくいごや

精選版 日本国語大辞典の解説

おすくい‐ごや おすくひ‥【御救小屋】

〘名〙 江戸時代、飢饉、災害などによって食も家も失った窮民を救済するために、臨時に設けられた施設。
※随筆・曲亭雑記(19C前)「御救小屋を造らして、〈略〉新吉原町並に施行をせざる富商にその炊出しを命ぜられ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の御救小屋の言及

【救小屋】より

…近世に飢饉,火災,風水害などの災害時,貧窮の罹災者を収容する目的で建てられた仮小屋。また,災害に際して罹災者が集中的に出た都市社会では,罹災窮民の飢えを補うため,施行粥などの炊出し小屋もたびたび設置され,近世初頭にはこれも御救小屋と称された。しかし,貧窮者の市街浮浪を抑止するため,その全生活を管理する御救小屋と,飯米の一時的施与のみを目的とする炊出し小屋とはその社会的機能を異にするため,後年ははっきり分化した。…

※「御救小屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

COVID-19

2019年末に発生した新型コロナウイルス感染による症状の名称。コロナウイルス(Coronavirus)と病気(Disease)の短縮形に、感染が報告され始めた2019年を組み合わせ、20年2月11日に...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android