御沙汰(読み)ゴサタ

デジタル大辞泉 「御沙汰」の意味・読み・例文・類語

ご‐さた【御沙汰】

天皇将軍などの最高権力者の指示命令。また、その意思に基づいて行われる官府裁判などの指示・命令。
「弥五兵衛一族の者は門を閉じて上の―を待つことにして」〈鴎外阿部一族

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関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「御沙汰」の意味・読み・例文・類語

ご‐さた【御沙汰】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ご」は接頭語 ) 天皇、その他貴顕の指示や命令をいう語。また、その意思を奉じて行なわれる裁判・訴訟や官府からの命令・指示の意にも用いた。→沙汰
    1. [初出の実例]「然れば、公(おほやけ)聞し食して、驚て御沙汰可有かりけるに」(出典今昔物語集(1120頃か)三一)

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