御船代(読み)みふなしろ

世界大百科事典 第2版「御船代」の解説

みふなしろ【御船代】

伊勢神宮において,御神体を納める御桶代(みひしろ)をさらに納める檜製の。20年ごとの式年遷宮における新宮造営に際し,新調されるのを例とする。その数および寸法については《延暦儀式帳》や《延喜式》に詳しい。《延喜式》に〈造船代〉とあるのは現在の〈御船代祭〉で,心御柱(しんのみはしら)の料材を伐る場合と同じく,料材採取に当たり御杣山(みそまやま)の木本神をまつった。近世では,御船代の奉製された後,いよいよ殿内に納めるに臨みこの祭を行う。

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世界大百科事典内の御船代の言及

【神体】より

…伊勢神宮の八咫鏡(やたのかがみ)や熱田神宮の草薙剣(くさなぎのつるぎ)が伝承上有名だが,歴史的にはさらに神体を収める容器が神霊を宿すとみなす形が目だってきた。これを一般に璽筥(しるしのはこ)というが,伊勢神宮などでは御樋代(おひしろ),さらにそれを収めるものを御船代(みふなしろ)という。また神体も祭神ゆかりの品々がそれとみなされ,たとえば武神の弓矢刀剣や鉾や鎧,御歳神や稲荷神の稲束や稲俵,竈神のかまどや釜,男女の神格によっては笏,扇,櫛,衣装など多岐にわたっている。…

※「御船代」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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