精選版 日本国語大辞典 「心海」の意味・読み・例文・類語 しん‐かい【心海】 〘 名詞 〙 心のゆれ動くさまを海が波立つさまにたとえていう語。[初出の実例]「欲レ達二心海岸一、不レ如レ棹レ船」(出典:性霊集‐一〇(1079)答叡山澄法師、求理趣釈経書)[その他の文献]〔楞伽経‐一〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「心海」の解説 心海(1) しんかい ?-? 鎌倉時代の僧,歌人。律宗,真言宗。京都泉涌(せんにゅう)寺の俊芿(しゅんじょう)(1166-1227)にまなび,同寺の首座となる。俊芿の臨終に際し,宋(そう)(中国)の絵師にその肖像をえがかせた。のち摂津四天王寺(大阪府)勝鬘(しょうまん)院の住持となり,師のつたえた北京律をひろめた。歌は「続(しょく)古今和歌集」以下の勅撰(ちょくせん)集に7首のる。号は空月。 心海(2) しんかい ⇒広渡心海(ひろわたり-しんかい) 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例