志呂神社(読み)しろじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「志呂神社」の意味・読み・例文・類語

しろ‐じんじゃ【志呂神社】

  1. 岡山県御津郡建部(たけべ)町にある神社。旧県社。祭神は言代主命(ことしろぬしのみこと)ほか。和銅六年(七一三)の創建と伝えられる。志呂宮。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「志呂神社」の解説

志呂神社
しろじんじや

[現在地名]建部町下神目

三樹みき山の麓にあり、旧県社、祭神は事代主命。元禄二年(一六八九)寺社奉行への上書(志呂神社文書)によれば、創建時は不明だが、中山なかやま神社(現津山市)と同時に出現したと伝え、そのため今も中山神社に対して礼儀をしないという。「西作誌」はこれを和銅六年(七一三)のこととする。中山神社に残る伝承では、天降った中山の神に在来の神が服属し、中山神社に仕えるシロゴロ神を迎え、しろの神として祀ったものという。「西作誌」によれば旧社は常山の山上にあったが、嘉吉年間(一四四一―四四)現在地に移されたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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