恩賜(読み)オンシ

デジタル大辞泉 「恩賜」の意味・読み・例文・類語

おん‐し【恩賜】

天皇君主から物を賜ること。また、その賜り物。「恩賜のたばこ」
[類語]下賜拝領

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精選版 日本国語大辞典 「恩賜」の意味・読み・例文・類語

おん‐し【恩賜】

  1. 〘 名詞 〙 主君から家臣が物を拝領すること。また、その物。今日では特に天皇から下賜(かし)のものをさす。下賜。
    1. [初出の実例]「忽辱恩賜、驚欣已深」(出典万葉集(8C後)一八・四一二八・右詩文)
    2. 「蒙勘当牢人之身と成し跡識なるを、小泉家人等をも恩賜し給ひしなり」(出典:太閤記(1625)或問)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐宗室四王三侯伝・安城孝侯賜〕

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普及版 字通 「恩賜」の読み・字形・画数・意味

【恩賜】おんし

天子より賜わる。〔後漢書、安成孝侯賜伝〕賜に恩信るを以て、數(しばしば)讌私(ゑんし)をり、時に其の第(邸)に幸す。恩賜特に異なり。

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