恵檀二流(読み)エダンニリュウ

デジタル大辞泉 「恵檀二流」の意味・読み・例文・類語

えだん‐にりゅう〔ヱダンニリウ〕【恵×檀二流】

日本天台宗における恵心えしん檀那だんな二流良源門下の源信覚運をそれぞれ祖とする。

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精選版 日本国語大辞典 「恵檀二流」の意味・読み・例文・類語

えだん‐にりゅうヱダンニリウ【恵檀二流】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。日本の天台宗における恵心流檀那(だんな)流の二学流の併称。前者恵心院の源信、後者は檀那院の覚運をそれぞれ流祖とする。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「恵檀二流」の意味・わかりやすい解説

恵檀二流
えだんにりゅう

日本天台宗の2流派。恵心院源信を祖とする恵心流と,檀那院覚運を祖とする檀那流とをいう。前者は天台の教相を主とし,後者は天台,密教,禅の一致を主張する。

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