報道機関の取材、編集、報道の一連の活動に介入して、その内容や社会への提示の仕方に影響を及ぼし、究極的には世論形成に操作を加えようとする行為。ニュース・ソースがいろいろとくふうを凝らして行うことが多いが、その意図を受けて広告会社、PR会社が「仕掛け」を考案、実行することもある。報道企業の内部でこれに呼応する者が出る場合もある。取材記者や編集者は、これらの情報操作にのせられないようにするため、ソース側の広報サービス、リーク(秘密の打明け話)、バロン・デッセ(観測気球、瀬踏みのための情報の提供)、オフ・レコ、パブリシティー、イベント演出など、もろもろの操作手段に注意を要する。一方、古典的な操作方法としての圧力、暴力、物品の贈与、金銭などの利用も依然軽視できない。情報操作のすべてが悪徳行為とはいえないが、報道活動の現場には、つねにその虚実の駆け引きがあると考えなければならない。
[桂 敬一]
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