(読み)コウ

デジタル大辞泉 「惶」の意味・読み・例文・類語

こう【惶】[漢字項目]

[音]コウ(クヮウ)(漢) [訓]おそれる
おそれる。「惶懼こうく惶惑恐惶
あわただしい。「蒼惶そうこう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「惶」の読み・字形・画数・意味


12画

[字音] コウ(クヮウ)
[字訓] おそれる・にわか

[説文解字]

[字形] 形声
声符は皇(こう)。〔説文〕十下に「るるなり」とあり、恐惶の意。徨・遑の字の含む心的な状態を惶という。あわてふためく意がある。

[訓義]
1. おそれる。
2. にわか、あわてる、まどう。

[古辞書の訓]
名義抄〕惶 オソル・ヲノノク・カシコマル・ワナナク・アハツ・アザムク

[語系]
惶・徨()・遑huangは同声。(慌)xuangは声義近く、一系の語とみてよい。

[熟語]
惶畏・惶・惶汗惶悸惶愧・惶急惶遽惶恐惶驚惶窘惶懼惶顧惶惶惶悚惶擾・惶然惶沮惶怛・惶惶迫・惶怖・惶惑
[下接語]
惶・恐惶・兢惶驚惶・窘惶・慙惶・震惶・悽惶・戦惶・蒼惶・悲惶・憂惶

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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