愚拙(読み)グセツ

精選版 日本国語大辞典 「愚拙」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐せつ【愚拙】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 おろかでつたないこと。
    1. [初出の実例]「愚拙之民、空離禁」(出典三代制符‐建久二年(1191)三月二八日・後鳥羽天皇宣旨)
    2. [その他の文献]〔韓非子‐用人〕
  2. [ 2 ] 〘 代名詞詞 〙 自称。自分をへりくだっていう語。男性が用いる。愚生。拙者
    1. [初出の実例]「所詮此事愚拙非商量之限」(出典:実隆公記‐永正七年(1510)七月二二日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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