愛知芸術文化センター(読み)あいちげいじゅつぶんかセンター

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「愛知芸術文化センター」の意味・わかりやすい解説

愛知芸術文化センター
あいちげいじゅつぶんかセンター

1992年 10月名古屋市東区東桜に開館した愛知県の複合文化施設。地下5階,地上 12階建てのビルで,愛知県美術館,芸術劇場,文化情報センター,県図書館などから成る。県美術館 (1955開館) は,従来コレクションである中村彝林武前田寛治などの大正・昭和期の洋画,現代日本画,ブールデルの彫刻など,約 1000点と,郷土出身の工芸家藤井達吉の遺作 1460点などに加え,新しく現在地での開館に際して,クリムト『人生は戦いなり』などが購入された。芸術劇場は,客席数 2500,馬蹄型3層の客席をもつ大ホールと,1800席のコンサート・ホール,330席の小ホールなどから成る。大ホールは日本初の本格的なオペラハウスといわれ,大規模な舞台芸術が可能。

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