憤怒けいれん(読み)ふんぬけいれんなきいりひきつけ(その他表記)Breath Holding Spells

家庭医学館 「憤怒けいれん」の解説

ふんぬけいれんなきいりひきつけ【憤怒けいれん(泣き入りひきつけ) Breath Holding Spells】

[どんな病気か]
 急に泣き始めたときに、息を止め、顔やくちびるがしだいに紫色になります(チアノーゼ)。1分程度で治まります。発作(ほっさ)が長引くと手足けいれんがおこることがありますが、これはまれです。
 自分の思うようにならない、いやなことをされた、痛いなどがきっかけとなっておこりがちです。
 おこるのは、生後3か月から3歳くらいの乳幼児で、成長とともに頻度が減り、やがておこらなくなります。
[検査診断]
 発作のきっかけがはっきりしていれば特別な検査は必要ありませんが、てんかんと見分けるため、脳波検査が行なわれることもあります。
[治療]
 きっかけをできるだけ避けるようにするだけで、薬による治療は必要ありません。
 やってはいけないことをやってしかられて泣いたときには、おこることが少ないものです。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「憤怒けいれん」の意味・わかりやすい解説

憤怒けいれん
ふんぬけいれん
breath holding spells

泣入りひきつけ。乳幼児が急に泣いた際に呼吸が数秒間止り,チアノーゼをきたし,さらに全身のけいれんを起すことがある。多くの場合,呼吸停止は約 20~30秒で終了し,全身の力が抜けて発作は終る。そのあとはぐったりとしてしまう。この憤怒けいれんは,生後3~4ヵ月から始って,4~5歳までに自然に治癒するので,特に治療の必要はない。予防には,子供に過度の干渉をしたり,急に不快感を与えたりしないよう注意する。鎮静剤はあまり効果がない。

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