戒善(読み)カイゼン

デジタル大辞泉 「戒善」の意味・読み・例文・類語

かい‐ぜん【戒善】

仏語戒律を守ることによって得られる善根前世五戒を保てば現世人間に生まれ、十戒を保てば天子国王に生まれるという教え。持戒善根じかいぜんこん

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精選版 日本国語大辞典 「戒善」の意味・読み・例文・類語

かい‐ぜん【戒善】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「持戒善根」の略 ) 仏語。持戒によって得られる善根。前世に五戒を保てば、現世には人間に生まれ、また、前世に十善戒を持てば、現世に天子または、国王に生まれるという教え。
    1. [初出の実例]「先の因たる戒善の力」(出典:愚迷発心集(1213頃))
    2. [その他の文献]〔法華玄義‐一〇上〕

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