戦争と平和の法について(読み)せんそうとへいわのほうについて(その他表記)De jure belli ac pacis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「戦争と平和の法について」の意味・わかりやすい解説

戦争と平和の法について
せんそうとへいわのほうについて
De jure belli ac pacis

H.グロチウスの代表的著作。 1625年刊。三十年戦争の悲惨をまのあたりにし,戦争を規制する法の存在を明らかにすることを主たる動機として執筆された。自然法思想に基づいて書かれた本書は,近代国際法学の基礎をなし,グロチウスは本書によって「国際法の父」あるいは「自然法の父」と呼ばれた。3巻から成り,第1巻では戦争と法の概念,戦争の正当性とその種別,第2巻では戦争の正当原因としての防衛,回復,刑罰,第3巻では諸国民の法の上での正式戦争,緩和,戦争における制約などが論じられている。

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