手蔓(読み)テヅル

精選版 日本国語大辞典 「手蔓」の意味・読み・例文・類語

て‐づる【手蔓】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 依頼交渉などの手がかりとなるもの。すがってたよりとなるもの。また、その人。縁故。たより。つて。ゆかり。てより。
    1. [初出の実例]「お里さんの姉さんが、三浦屋とやらに居るとの事、其手蔓(テヅル)で私を北里(てう)へお遣んなさいな」(出典人情本・閑情末摘花(1839‐41)二)
  3. 物事を解決したり処理したりするきっかけ。物事のいとぐち。
    1. [初出の実例]「根がお刀を尋るあなた、殊には内も質見世の、手づるに成ふと存じ付き」(出典:歌舞伎・お染久松色読販(1813)序幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む