手鉾（読み）テボコ

デジタル大辞泉「手鉾」の意味・読み・例文・類語

薙刀なぎなたに似た古代の武器。刃はやや内に反り、柄に麻糸を巻き、鉄の口金と木の石突きをつけたもの。

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〘名〙武具の一つ。棒状の柄をもつ薙刀(なぎなた)に類似した片刃の身をもつもの。正倉院に所蔵。唐代の陌刀(はくとう)にあたるとされる。〔十巻本和名抄（934頃）〕

※義経記（室町中か）四「身は一尺二寸ありけるてぼこの蛭巻(ひるまき)白したるを」

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