才弁(読み)サイベン

精選版 日本国語大辞典 「才弁」の意味・読み・例文・類語

さい‐べん【才弁・才辯】

  1. 〘 名詞 〙 才気とすぐれた弁説。才気のある弁舌。
    1. [初出の実例]「凡識見なければ其才辯ある説に迷ひて、偏執に泥(なづ)む」(出典養生訓(1713)二)
    2. 「世に聞えた八面玲瓏の才辯(サイベン)も」(出典:大道無門(1926)〈里見弴首途)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐禰衡伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「才弁」の読み・字形・画数・意味

【才弁】さいべん

才気ある弁舌。〔晋書、周伝〕廣陵の戴思は東南の美なり。秀才に擧げられ、洛に入る。素(もと)よりの名を聞き、きて之れを候(うかが)ふ。坐をへて出づるも、敢て其の才辯を顯(あら)はさず。

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