技術輸出(読み)ぎじゅつゆしゅつ(その他表記)technology export

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「技術輸出」の意味・わかりやすい解説

技術輸出
ぎじゅつゆしゅつ
technology export

企業の経営資源の一つである技術それ自体を商品として輸出すること。具体的には,製品技術と製造技術に関する特許相手国側に売られる場合を指す。製品特許が輸出されると,相手はそれに対してライセンス料を支払ってくる。かつて日本企業は,欧米企業から技術を導入することで一方的な技術輸入が続いてきた。しかし近年,日本企業の技術レベル,とりわけ製造技術の水準が高くなるにつれ,日本企業から外国企業への技術の輸出が増えてきた。しかし製品技術の輸出に関しては,欧米企業に一歩を譲ることが多い。しかも近年のハイテク企業では,技術そのものが戦略的機密となることが多く,輸出入が必ずしも増加していない。

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百科事典マイペディア 「技術輸出」の意味・わかりやすい解説

技術輸出【ぎじゅつゆしゅつ】

国内で開発し完成した技術を海外に輸出してその対価を受け取ること。特許権商標権実用新案権および意匠権を総称した工業所有権を主にいうが,設計図青写真ノウハウなどの技術も含まれる。日本の外国為替及び外国貿易法では,条約その他国際的約束の誠実な履行または国際的な平和と安全を妨げるようなものを除き,自由に輸出できる。

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