投合(読み)トウゴウ

デジタル大辞泉 「投合」の意味・読み・例文・類語

とう‐ごう〔‐ガフ〕【投合】

[名](スル)気持ちが互いにぴったり合うこと。「意気投合する」

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精選版 日本国語大辞典 「投合」の意味・読み・例文・類語

とう‐ごう‥ガフ【投合】

  1. 〘 名詞 〙 二つのものがぴったりとあうこと。両方の心などが一致すること。「意気投合
    1. [初出の実例]「心心投合如符信、七十余人列首殉」(出典:星巖集‐閏集(1841)蓮塘集・書楠河州公碑拓本後)
    2. [その他の文献]〔文選注‐班固・答賓戯〕

なげ‐あい‥あひ【投合】

  1. 〘 名詞 〙 互いに投げ合うこと。やりとりすること。
    1. [初出の実例]「自分の叔母との間に取り換はされた言葉の投げ合ひも」(出典:明暗(1916)〈夏目漱石〉三二)

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普及版 字通 「投合」の読み・字形・画数・意味

【投合】とうごう(がふ)

歌曲調子があう。意気が感じあう。明・袁宏道〔梅客生(国)に与ふる書〕家弟雲中より歸り、口を極めて開府の才略蓋世、倫なるをす。且つ氣投合すること、(はう)玄(唐の人)の于((てき))(あ)へるに減ぜずと。

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