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投資決定 とうしけっていinvestment decision

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

投資決定
とうしけってい
investment decision

複数の投資プロジェクトの間に投資資金を配分する決定。対立する代替的プロジェクトの中からの選択という形をとることもあれば,複数のプロジェクトへの配分という形をとることもある。いずれの場合も,投資プロジェクトの評価が問題となるが,典型的な評価方法としては,現在価値法,回収期間法,内部利益率法,資本回収法などがある。しかし多くの場合,投資効果の評価は不確実性が大きく,定性的な要素を含んでいるために,経営者の判断に依存することが多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

投資決定
とうしけってい

企業が設備の拡大・合理化、多角化、研究・開発などのために資金を投下することを投資といい、投資に際し、各種代替案を比較・評価し、特定案を選択することを投資決定という。投資決定法には各種のものがあるが、ここでは、設備投資の基礎的な計量的決定法のうち、3種を紹介する。
 第一は回収期間法である。これは、投資額が回収される期間を各案について計算し、回収期間のもっとも短い案を採用するものである。投資額をC、この投資による年間見積り純収益をRとすれば、回収期間nは、
  n=C÷R
で求められる。
 第二は会計的利益率法である。これは、各案について、
  投資からの年平均利益÷投資額
として利益率を計算し、それが最大となる代替案を採択するものである。
 第三は現在価値法である。これは、投資から期待される毎年の利益の流れR1R2、……、Rnを資本コストiで割り引いてそれらの現在価値Vを求め、その大きさの順に各代替案を優劣づけるものである。計算式は次のように示される。Sn年末の投資の精算価値(残存価値)。

 以上三法のうち、前二者は伝統的方法であり、現在価値法は近代的方法であるが、いずれも予測に伴う不確実性や危険を考慮していない欠点をもっている。[森本三男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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