病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「抗線維化剤」の解説
抗線維化剤
《ニンテダニブエタンスルホン酸塩製剤》
オフェブ(日本ベーリンガーインゲルハイム)
《ピルフェニドン製剤》
ピレスパ(塩野義製薬)
特発性肺線維症(慢性型の特発性間質性肺炎)に用いられる薬です。
①錠剤は1日3回、カプセルは1日2回、食後の服用です。この薬の成分に対し過敏症の既往歴のある人は使用できません。肝・腎機能障害のある人、妊婦・現在妊娠している可能性のある人、母乳で授乳している人は、医師に相談してから用いてください。ニンテダニブエタンスルホン酸塩製剤では、妊婦・現在妊娠している可能性のある人は使用できません。
②ピルフェニドン製剤は、光線過敏症が現れることがあるので、外出時には長袖の衣服、帽子などの着用や日傘、日焼け止め効果の高いサンスクリーンを使用して、紫外線にあたることを避けてください。
またピルフェニドン製剤では、めまい、眠気などがおこることがあるので、自動車運転や危険を伴う作業は避けてください。
③ニンテダニブエタンスルホン酸塩製剤は、定期的に肝機能検査を行いますので、決められた検査は必ず受けてください。
出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報