折しも(読み)オリシモ

デジタル大辞泉 「折しも」の意味・読み・例文・類語

おり‐し‐も〔をり‐〕【折しも】

[副]《「し」「も」はともに強めの助詞》ちょうどその時。折から。「折しも強風が吹き荒れる」
[類語]折から矢先折よく・運よく・たまたま折節おりふし折も折丁度頃しも時しもきわ際して偶然適時

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「折しも」の意味・読み・例文・類語

おり【折】 しも

  1. ( 「し」「も」は助詞 ) ちょうどそのとき。折から。折も折。連体修飾語の付くこともあるが、副詞的に用いられる場合が多い。
    1. [初出の実例]「まゐらせてのちにも、うたてをりしも、などてさはたありけんと、いとなげかし」(出典:枕草子(10C終)一八四)
    2. 「花もやうやうけしきだつほどこそあれ、をりしも雨風うちつづきて」(出典:徒然草(1331頃)一九)

おり‐し‐もをり‥【折も】

  1. おり(折)しも

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む