デジタル大辞泉
「丁度」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ちょう‐どちゃう‥【丁度】
- 〘 副詞 〙 ( 「ちょうと(丁━)」と関係のある語か )
- ① 時刻や物の分量が、ある基準に過不足なく一致することを表わす語。きっかり。ちょっきり。ぴったり。
- [初出の実例]「ちゃうど代王の十七年にあたるぞ」(出典:史記抄(1477)八)
- ② 時刻や物の分量、状態などが、予期、期待、目的に合致したことを表わす語。折よく。うまく。具合よく。
- [初出の実例]「かかる理を助て法をちゃうど定ぞ」(出典:土井本周易抄(1477)二)
- ③ 特に、酒の分量が杯などにいっぱいで豊富なさまを表わす語。たっぷりと。なみなみと。
- [初出の実例]「『夫成らば半盞ついで遣らう』『アア気味の悪い。ちゃうどついで被下い』」(出典:虎寛本狂言・悪太郎(室町末‐近世初))
- ④ 一つの事物のありさまが、他の事物のありさまと、ほとんど同一であると認める時の、なぞらえの気持を表わす語。あたかも。まるで。
- [初出の実例]「Peraequus〈略〉Chǒdo(チャウド) ヲナジ ヤウナル コト、ビャウドウナル コト」(出典:羅葡日辞書(1595))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の丁度の言及
【武経総要】より
…中国,北宋代の兵書。曾公亮(そうこうりよう),丁度(ていたく)らの奉勅撰。40巻。…
【礼部韻略】より
…中国,宋の丁度らの撰した[韻書]。1007年(景徳4)に戚倫らの撰した《韻略》を修訂し,1037年(景祐4)に刊行された。…
※「丁度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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