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抜け参り ヌケマイリ

デジタル大辞泉の解説

ぬけ‐まいり〔‐まゐり〕【抜け参り】

親や主人の許しを受けないで家を抜け出し、往来手形なしで伊勢参りに行くこと。江戸時代に流行し、黙認された。

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大辞林 第三版の解説

ぬけまいり【抜け参り】

( 名 ) スル
親や主人また村役人に無断で家を抜け出し、伊勢神宮に参拝すること。帰ってからも叱責されなかった。江戸時代に流行。抜け参宮。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

抜け参り
ぬけまいり

お蔭参り」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

抜け参り
ぬけまいり

親や主人など、また村役人の許可なしに伊勢(いせ)参りに行くことをいう。お陰(かげ)参りと関連して記されることが多い。お陰参りは、天から伊勢神宮のお祓(はら)いが下ったということが各地にうわさされ、突如大群衆が伊勢参りに押しかけたのをいう。宝永(ほうえい)(1705)、明和(めいわ)(1771)、文政(ぶんせい)(1830)などだいたい60年ごとにこのことがあったという。これらのお陰参りを抜け参りとよぶこともあり、参加者のなかに抜け参りの者も混じっていたが、全体の数からみれば少数であった。抜け参りの者には道中どこでも金を貸してくれた。あとで借りた金を返済しなければお参りした効果がなくなるといわれていた。若者組の行事となった所もあり、三河国(愛知県)西加茂郡挙母(ころも)町(豊田(とよた)市)の例をあげると、毎年12、3歳から15、6歳の青年男女が後見人を頼んで伊勢参りをした。皆、家には告げずに出かけ、費用は後見人がいっさい立て替えておく。子供たちは普段着のまま出かけたという。やがて家々でも抜け参りとわかるので、帰郷の際迎えに出て神社で解散した。後見人の立て替えはのちほど清算したという。[大藤時彦]

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