持てる(読み)モテル

デジタル大辞泉 「持てる」の意味・読み・例文・類語

もて‐る【持てる】

[連語]《動詞「も(持)つ」の已然形+完了の助動詞「」の連体形》持っているだけの。また、十分過ぎるくらい持っている。「持てる力を出しきる」「持てる者の悩み」

も・てる【持てる】

[動タ下一]《持つことができる意の「も(持)てる」から》
保たれる。維持される。「座が―・てない」
人気がある。人から好意をもたれ、よい扱いをうける。「年上女性に―・てる」

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精選版 日本国語大辞典 「持てる」の意味・読み・例文・類語

も・てる【持】

  1. 〘 自動詞 タ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]も・つ 〘 自動詞 タ行下二段活用 〙 ( 「持つ」の可能動詞からか )
  2. 保たれる。維持できる。
    1. [初出の実例]「シロガ motçuru(モツル)」(出典日葡辞書(1603‐04))
    2. 「此上に飲ぢゃア身は持(モテ)ねへ」(出典:滑稽本浮世床(1813‐23)二)
  3. もてはやされる。厚遇される。ちやほやされる。人気がある。特に、異性に好かれる。
    1. [初出の実例]「能(よく)あそぶ客は、もてるにこころなし」(出典:洒落本跖婦人伝(1753))

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